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皇室御用達バッグNAGATANIはパクリ?知っておきたいナガタニ・ストーリー5選

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この記事では、あなたが興味を持ち始めたブランド、NAGATANIの5つトピックスについてご紹介します。

ネガティブなウワサから、知ってよかった驚きの真実まで、

「知る人ぞ知るブランド」NAGATANIをより深く知るために、お気に入りのバッグや財布を探す手を少しだけ休めてお付き合いください。

(すぐにナガタニのバッグをチェックしたい方は下の記事をどうぞ!)

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>>NAGATANI 公式

NAGATANIは本当に皇室御用達?

まず御用達とは…

格式ある家や組織の利用を請け負う行為及びその業者(商人、団体)を指す語。

近代以降においては、皇室や王室等からの取引指定を受けて物品等を納めることを指し、外国王室の同種制度に対する和訳としても用いられる。「御用達」の指定を受けることは、皇室や王室が間接的に企業の信頼性や製品の品質を保証すると広く一般に受け止められるため、指定を受けた企業や製品は高いステータスを持つことになる。ただし、日本の皇室では1954年(昭和29年)に制度廃止されている。

Wikipedia

「御用達」は、制度としてはかなり前に廃止されているものの、宣伝文句として、また「皇室の方々が使うお品を納めた」という事実を示す表現として今も使われているということですね。

NAGATANIの公式サイトでは、「皇室御用達」を大げさに謳うことなく、「皇室別注品のバッグ製作を賜る」と正確に、そして今の時代にあった表現にしているところに好感が持てます。

1987年 5月 三笠宮さま 皇室別注品のバッグ製作を賜る。

1988年 4月 紀宮さま 皇室別注品のバッグ製作を賜る。

2006年10月 皇太子妃 雅子さま 皇室別注品のバッグ製作を賜る。

NAGATANI 公式サイトより引用

実際、ナガタニのバッグを持つ皇室の方は多くいらっしゃるようなので、その点から、昔で言うところの「皇室御用達」と表現する方もいるのでしょう。

NAGATANIの実績は「皇室御用達」という言葉を使わなくても、ブランドの価値を雄弁に物語ってます。

NAGATANI公式の英文サイトにはこう書かれています。

The technical quality and experience in production held by Nagatani is recognised by the Japanese government, and appreciated by the Japanese imperial family and the American first lady – who have both been recipients of our products. A Nagatani handbag is a product of genuine quality, and is one face of the excellence in Japanese craftsmanship.

NAGATANI 海外向け公式サイトより引用

NAGATANIのもつ技術力と経験は、日本政府にも認められ、私どもの製品を手にされた皇室やアメリカの大統領夫人にもご愛用いただいています。NAGATANIのハンドバッグは、日本のものづくりの粋を集めた本物の品質なのです。

日本でも、世界でも通用する品質と格を持つジャパンブランドNAGATANI。

NAGATANIがバッグ愛好家たちから「皇室御用達」と表現されることがあっても問題はなさそうですね。

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国賓のためにバッグ製作をしたって本当?

迎賓館赤坂離宮

NAGATANIはアメリカ大統領夫人のためにハンドバッグを2回製作しています。

1993年 3月 アメリカ・クリントン大統領夫人 就任祝いの国賓別注品バッグ製作を賜る。

アメリカ・ゴア副大統領夫人 就任祝いの国賓別注品バッグ製作を賜る。

NAGATANI 公式サイトより引用

こちらが当時、第42代アメリカ大統領夫人だったヒラリー・クリントンさん。

ヒラリー・クリントン Wikipedia

そしてこちらが、ゴア副大統領夫人だったティッパー・ゴアさん(2010年に離婚)。

ティッパー・ゴア Wikipedia

冷静に考えて、当時世界で最もパワーを持つ人たちがNAGATANIを手にしてメディアに登場したり、要人と会ったりしていたかも…と思うと驚きを隠せません。

また、これは想像ですが、創業(1968年)後の早い時期から海外のタンナーやデザイナーと取引を行っていたNAGATANIの経験とセンスが信頼されて、海外の要人のためのハンドバッグ製作が依頼されたのではないか、とも思うのです。

国家外交における贈答品の品質やセンスは、贈る側にも、受け取る側にも、重要なメッセージと捉えられますから、当時NAGATANIの果たした役割は大きかったといえますね。

ナガタニのバッグはパクリって本当?

答え:いいえ、
本当ではありません。

では、なんで「パクリ?」と思う人が出てくるのか、その理由を2つご紹介します。

その1. 他社ブランドのOEM受注生産をしているから

ナガタニは1968年創業で、初代社長・長谷信義氏の後を継いだ息子の長谷圭祐氏が現在の社長です。

ナガタニは元々はOEM・受注生産のメーカーでした。

OEMとは、

OEM(オーイーエム、英: original equipment manufacturer)は、他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業である。日本語では「相手先(委託者)ブランド名製造」、「納入先(委託者)商標による受託製造」などと訳される。

Wikipedia

つまりナガタニは、他社ブランドのためにバッグの製作を請け負っていたわけです。

ナガタニでは創業当初から東京の銀座にある超高級店や、高級アパレルメーカーのハンドバッグを手掛けていました。

現在も他ブランドのOEM生産を行っていますが、それがどんなブランドなのかはナガタニの会社概要から伺えます。

主要取引先 株式会社 和光、株式会社三陽商会、株式会社ディノス・セシール、株式会社キタムラK2

NAGATANI 公式サイトより引用

この「他社ブランド」のOEM生産を行っていることで、「パクリ?」という根拠のないウワサを口にする人が僅かながらいるようですが、少し考えれば分かるように一流ブランドのOEM生産は確かな技術力があるファクトリーだけができることです。

注文する側からしても、その製品の品質が自分たちの「ブランド」に関わるわけですから、信頼の置けるファクトリーにしか頼めません。

その後、ナガタニは自社内にデザイナーを置き、企画も提案できるODMとなります。

ODMとは、

ODM(オーディーエム、英語: Original design manufacturing)は、他社ブランドによる製品を設計・製造すること、またはそうした会社(英語: Original design manufacturer)を指し、相手先ブランドによる設計製造とも訳される。似たような用語OEM(相手先ブランドによる製造またはそうした製造業者)のさらに発展した形態で、独自に設計して製造した製品を他社ブランドで提供することをいう。

Wikipedia

つまり他社ブランド製品を、ナガタニがデザイン段階からつくりあげるようになったのです。

さらにナガタニは、「NAGATANI」として自社ブランドを立ち上げ、海外への展開もはじめます。

このような背景を理解していない人が、なんとなくOEMの話を聞いて「NAGATANIはパクリ」と口にするのかもしれません。

その2. 世界のトップ・ラグジュアリーブランドと同じ素材を使っているから

NAGATANIのフラッグシップで使用している革は、ドイツのWEINHEIMER社のシュリンクレザー。

この革はエルメス(HERMES)のトゴと同じ素材で、文字通り世界最高品質の革です。

エルメスのトゴ(ヴォー・クリスペ・トゴ)は、バーキンやケリーなど定番のバッグや財布、小物類に幅広く使用されています。

このポイントで「パクリ」疑惑をもつひとがいるのかもしれません。

「バレないようにエルメスと同じ革を使って、パクったコピーを作っている」

と考えるのでしょう。

しかし、そもそもドイツの名門老舗タンナーWEINHEIMER社が、エルメスも使っているシュリンクレザーをNAGATANIへ卸しているのです。

これは、デザインを含めNAGATANIの製品の品質が高く認められていることを示しています。

「パクリ」をしているファクトリーに、名門老舗タンナーが自らのブランドを傷つけてまでレザーを卸す理由はないのです。

NAGATANIの海外向け公式サイトにはこうあります。

As experts in leather, we only use the best materials available. For us, this is calfskin leather from a specific region of the Swiss Alps. This leather is soft, refined in its colour, and beautiful in its line formations. After processing, and dying in Germany, we use this material for our products and are one of very few companies to do so. The material itself is so rare, that even before any work has begun, Nagatani products are already limited editions.

NAGATANI 海外向け公式サイトより引用

レザーのエキスパートとして、私たちは最高の素材しか使いません。それは、スイスアルプスの特定の地域で生産されるカーフスキンです。この革は柔らかく、洗練された色合いと、美しいライン形状が特徴です。ドイツで加工、染色した後、私たちはこの素材を製品に使用しており、私たちはこれを行う数少ない企業の一つです。素材そのものが希少なため、NAGATANIの製品は製作に入る前からすでに限定品となっているのです。

素材からしてすでに世界の「限定品」であるNAGATANIブランド。

NAGATANIは「パクリ」とは無縁なこと、お分かりいただけましたか?

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NAGATANIが海外の顧客を納得させるこだわり

NAGATANIブランドが品質において、ラグジュアリー・ブランドの更に上にあるをことを海外顧客に納得させようとしていることが、NAGATANIの海外向け公式サイトから伺えます。

Most makers of even luxury leather goods, use cotton or polyester for stitching. At Nagatani, we are different, and ensure the hand stitched threads in our bags are made from thin cords of leather. This creates a strength, and sense of unity for each piece. The process of creating the thread is one Nagatani has developed using rolled leather. This is something unique to us, and adds an especial quality to the finishing of the handles and edges of our bags. It is a further area where the craftsmanship in Nagatani’s production process finds its expression.

NAGATANI 海外向けサイトより引用

ラグジュアリーなレザー製品メーカーであっても、ほとんどがステッチに綿やポリエステルを使用しています。NAGATANIは違い、バッグの手縫いステッチの糸は、細い革のコードでできています。そうすることで、バッグに強さと統一感を持たせることができるのです。その糸を作る工程は、NAGATANIが自ら開発したロールレザーによるものです。これは私たち独自のものであり、バッグのハンドルやエッジの仕上げに巧みに生かされています。NAGATANIの匠と職人技をそこに見ることができるのです。

あのかわいいステッチにこんなこだわりが込められていたんですね。

なんだかステッチが輝いて見えてきました (^^)

ナガタニは本当に海外で売れてるの?

実際に海外での流通量をデータで見ることはできませんが、数年前までヨーロッパを中心に海外のイベントやコレクションに積極的に参加していました。

2017年秋冬コレクション

  • Pure London:London, UK
  • ENK COTERIE SOLE COMMERCE:NYC, USA
  • Premiere Classe: Paris, France

また、日本国内同様に店舗は持っていませんが、海外には取扱店があります。

NAGATANIの英語版サイトには、アメリカ、中国、アラブ首長国連邦、クウェート、カタールの取り扱い店舗紹介あり、サイトを通じて海外からNAGATANIへの注文も受け付けています。

まとめ

最後までお読みいただいてありがとうございました!

NAGATANIの美しく最高の手触りのシュリンクレザー『エスポワール』や、可愛いけれど存在感のあるステッチが、何だか今までとは違って見えてきたのではないでしょうか?

この記事が、あなただけの大切なNAGATANIを探すヒントになれば嬉しいです。

>>NAGATANI 公式

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